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「指定図書」の発表につきましては9月上旬を予定しております。

※すべて税込価格

「まほうのアブラカタブレット」

タブレットを使った授業のとちゅう、とつぜん現れたなぞのアプリ。アプリの力で、花をクッキーに変えたり、てんとうむしを金色にしたり、どんな願いも叶えてくれるらしいけど、そのかわり……。

【みどころ】
アプリを使って、どんな願いを叶えてみたい? 「アブラカタブレット!」と呪文を唱えながら、タブレットの案内人・タブーと一緒にアプリで遊んでみましょう。もちろん使い方には要注意です。使いすぎてしまうと……。

如月かずさ 作
イシヤマアズサ 絵
PHP研究所
1,430円

「アチケと天のじゃがいも畑:ペルーのむかしばなし」

おなかをすかせた姉弟が、じゃがいもの花をくわえた小鳥を追いかけていると、おばあさんに「ごはんをたべておいき」と招かれます。ところが、そのおばあさんはアチケという恐ろしい魔女でした。

【みどころ】
じゃがいもの原産地、ペルーに伝わる昔話。アンデスの山々を舞台に、逃げる姉弟、追いかける魔女、助けてくれる土地の動物たちや天からの綱…。手に汗にぎる物語と、大迫力の絵に引きこまれること間違いなしです!

宇野和美 文
飯野和好 絵
BL出版
1,980円

「こっちにおいでよ、ちびトラ」

おこりっぽいわたしがペットに選んだのは、爪を立ててばかりの子ねこ。この子に決めたのは、自分と似てるって思ったから。自分と向きあいつつねことの距離を縮めていく女の子を描きます。

 

【みどころ】
かっとなりやすい、おこりっぽい女の子。爪を立ててばかりのこねこと、どうやって仲良くなっていくでしょうか? 女の子がねこにかけている言葉にぜひ注目してみてください。子どもの心に寄りそうあたたかい絵本です。

キルステン・ハバード 文
スーザン・ギャル 絵
長友恵子 訳
徳間書店
1,870円

「ネコになりたかったクモのルイージ」

ベティおばさんは、ぼくのこと、ネコだと思ってるんだ。クモのルイージは、おばさんをよろこばせようと、ネコになりきることにしました。『としょかんライオン』の作・絵コンビによる新作絵本!

 

【みどころ】
こネコがほしいと思ってるベティおばさんにルイージと名付けられたクモは、ネコとして飼われることになります。お互いのことを喜ばせようとするうちに小さな事件が起こります。やさしいメッセージが伝わる絵本です。

ミシェル・ヌードセン さく
ケビン・ホークス え
福本友美子 やく
岩崎書店
1,870円

「すごいぞ!クモの探偵団」

田舎町に引っ越してきた加奈は、虫好きな大地と悠斗と三人で、クモ事件の謎をテーマに自由研究コンクールに応募することに! のびやかな自然と豊かな多様性を背景にした出会いと感動の物語。

 

【みどころ】
きらわれもののクモに、実はすごい力が!? 「クモの探偵団」と一緒に調べてみよう。町の人々とのあたたかな交流に触れ、調査を進めて気づく自然と生き物の多様性の関係。生きる力や喜びが生き生きと描かれています。

谷本雄治 作
羽尻利門 絵
あかね書房
1,430円

「直紀とふしぎな庭」

庭に集まるのは、問題だらけのふしぎな妖怪たち。彼らとの日々は、直紀を少しずつ成長させていくが…。秘密とふしぎがいっぱいの妖怪ファンタジー!

 

【みどころ】
友だちのいない主人公が、妖怪と出会い、さまざまなピンチを乗り越えていくなかで成長していく物語。人を思いやることの大切さや、だれかを思う気持ちは自分自身を強くすることだと教えてくれる作品。

山下みゆき 作
もなか 絵
静山社
1,485円

「アオナギの巣立つ森では」

とあることから親しくなった遠山あおばと成沢梛。二人は森の中で、オオタカの巣とヒナを発見する。大興奮のあおばと梛。このことは二人だけの秘密にして、成長を見守ろうと約束するのだが……。

 

【みどころ】
これといって夢のない小学6年生の男の子あおばが、母親と同じ女性刀匠になることを夢見る梛(なぎ)や、オオタカのヒナ・アオナギとの関わりを通して、自分が好きなことを見つけていく、心の成長を描いた物語です。

にしがきようこ 作
小峰書店
1,760円

「ブラックバードの歌」

母親が起こした交通事故で大ケガをしたアニー。フルート奏者への夢をあきらめ、母との関係もゆがんでしまった。ある日、彼女はある小鳥との出会いから希望への一歩を踏み出していく……。

 

【みどころ】
心が傷ついたアニーは、ある日2羽の小鳥のさえずりをきく。その小鳥が何者かに襲われ、残った1羽が歌わなくなった。アニーは小鳥のためにフルートを吹いてみると小鳥も歌い始めた。そして再び希望が生まれて……。

カチャ・ベーレン 著
千葉茂樹 訳
あすなろ書房
1,650円

「夜空にひらく」

暴力事件を起こし、家庭裁判所に送致され試験観察処分となった鳴海円人。 補導委託先には煙火店を営む一家が選ばれた。 同じ屋根の下で暮らし、自分の居場所を見つけていきます。

 

【みどころ】
同じ屋根の下で言葉を交わし、食卓を囲む日々。すこしずつ、円人は自分自身と向き合っていきます。血のつながりだけが家族ではないこと、何かに夢中になることの喜びを感じられ、あたたかく心をゆさぶる再生の物語。

いとうみく 著
アリス館
1,760円

「リラの花咲くけものみち」

幼い頃に母を亡くし、継母とはうまくいかずに不登校になった少女・聡里(さとり)は、獣医師を目指し北海道の大学へ進学。動物たちの命と日々向き合うことで、自らの〝居場所〟を見つけていく――。

 

【みどころ】
聡里は「伴侶動物」専門医を目指していたが、馬や牛など「経済動物」の医師のあり方を目の当たりにし、〝生きること〟について考えさせられることに――。第7回未来屋小説大賞第1位。第45回吉川英治文学新人賞受賞作。

藤岡陽子 著
光文社
1,870円

「死の森の犬たち」

チェルノブイリの原発事故で生き別れになった、少女ナターシャと子犬のゾーヤ、さらにその子ミーシャの運命は? 野生動物のすむ原生林を舞台に、スリルと驚きに満ちた冒険が、いま始まる!

 

【みどころ】
動物を擬人化せずに描いており、その興奮や苦痛の息づかいまでがリアルに体感できる、新感覚の動物文学です。犬と少女、それぞれのサバイバルが、やがて一つの大きな物語へと展開する巧みな構成。挿絵も魅力的です。

アンソニー・マゴーワン 作
尾﨑愛子 訳
岩波書店
2,200円

「レッドリスト・プラネット:野生生物を守り、地球を救うために」

近年「絶滅」という言葉を聞く機会がふえました。野生生物の絶滅はなぜ起こるのでしょうか? 人間の営みとからめ、生物種の歴史や現状を知り、この事態に対して私たちに何ができるのか探ります。

 

【みどころ】
そもそも生物はどのように発生し、繁栄し、滅びていくのかを、イラストや図表や写真でわかりやすく伝えます。野生生物絶滅の大きな要因が人間の活動にあることを知り、どうすれば守っていけるのかまでを提案します。

アンナ・クレイボーン 作
大山泉 訳
評論社
2,420円

「深海ロボット、南極へ行く:極地探査に挑んだ工学者の700日」

いったい、そこはどんな世界だったのか?──水中探査のロボット工学者が、日本初の南極用探査機をつくった! その開発から、みずから南極におもむき湖底に潜航させるまでの怒濤の日々を描く。

 

【みどころ】
少ない予算、短い開発期間、未知の環境。厳しい制約のなか、容赦なく降りかかる難題の数々を、機材やケーブルのメーカーの技術者と知恵をもちよって解決していきます。南極での過酷な野外生活も興味をそそります。

後藤慎平 著
太郎次郎社エディタス
2,090円