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数学でせかいをみるのは、本当なんだ。この本の女の子は、町の中に形がかくれていることを見つけた。読んでいたら、そうだなと思って、ぼくも考えてみた。教室をきょろきょろ見てみると、つくえは、四角。プリント入れのかごのあなは円い。たなのてっぺんは、三角。エアコンをよく見ると、長い四角がいっぱい。あっちにも、こっちにも、形があって、びっくりした。こんなにあるのに、何で今までわからなかったのかな。まほうみたいで、楽しくて、家でもたくさんさがした。
女の子は、形のほかに、たべものを分けることは数えることになることや、かみひこうきがとぶうごきは、直線やきょく線になることも見つけていた。数学のことを考えながら、いつものことを見ると、すきなこととつながるのを見つけた女の子は、すごいと思った。それに、毎日が楽しくなるひみつを教えてもらえた気もちになった。
本のさい後に、自分のいちばんすきなことをやってゆめをかなえることが書いてあった。女の子みたいに、すきなことでいつもをみると、おもしろいことが分かって、もっと楽しくなるのかなと、ぼくは思った。
ぼくのゆめは、ピアノの先生。だから、女の子のまねをして、音がくでせかいをみてみた。すぐには、見つからなかったけど、国語は音がくのせかいになっていることを見つけた。音読をしていると、リズムが出てくる。声の大きい、小さいとか。はやい、おそいとか。算数と音がくも、つながった。音ぷの長さは、数えている。たし算のしきになっている。体いくで走るとき、ジャンプするときやなわとびも、音がくとつながった。ぼくのまわりは、音がくでいっぱい。こんなに音がくだらけだったなんて、知らなかった。
女の子みたいに、ぼくは、これからも音がくでせかいを見ていきたい。きっと、もっと楽しくなるし、音がくがじょうずになって、すてきなピアノの先生になれると思うから。
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●読んだ本「すうがくでせかいをみるの」(ほるぷ出版)
ミゲル・タンコ・作 福本友美子・訳
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