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「おねえちゃんよりいもうとのほうが、たくさんがまんしてるもん。」わたしは、この本のだいめいをみたときに、おもいました。
わたしにも、三つ上のおねえちゃんがいます。おやつもごはんも、おねえちゃんのほうがたくさんもらえます。
「どうして。」
と、わたしがきくと、
「おねえちゃんのほうがからだが大きいからよ。」
と、おかあさんはいいます。わたしもたくさんたべたいのに、おねえちゃんはいいなとおもっていました。
この本にでてくるおねえちゃんのココちゃんは、いつもがまんしています。かいじゅうみたいないもうとのナッちゃんが、すぐないておこるからです。
「わたしのおねえちゃんも、がまんしているのかな。」とかんがえてみました。おねえちゃんは、おやつもわけてくれるし、なにかえらぶときも、はじめにわたしにきいてくれます。それに、わたしはとてもあまえんぼうだからいつもおとうさんのおひざにのったり、おかあさんと手をつないだりします。おねえちゃんは、にこにこみているだけです。でも、このまえ、わたしがよるに目をさましてよこをみると、となりにねているおねえちゃんが、おかあさんにぎゅっとしてもらっていました。そのとき、おねえちゃんはいつもわたしのためにがまんしてくれていたんだなとわかりました。
わたしは、やさしいおねえちゃんのことが大すきです。おねえちゃんと手をつないであるくと、とてもうれしいきもちになります。だから、こんどでかけるときは、おねえちゃん、おかあさん、わたしの三人で手をつなごうとおもいます。そうしたら、大すきなみんながつながって、あたたかいきもちになるとおもいます。そうぞうしたらドキドキしてたのしみです。
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●読んだ本「おねえちゃんって、いっつもがまん!?」(岩崎書店)
いとうみく・作 つじむらあゆこ・絵
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