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「のろい」って何だろう。ふと思っていつものようにじ書でしらべると、にくい人などに悪いことがおこるよういのることといういみだった。わたしはよいま女のお話を読むことがすきで、この本をえらんだけれど「のろい」のいみをしって、すこしこわくなった。
この本は、サキが「のろいアメ」のけんきゅうをしているま女にすすめられて、悪口を言いながら作るのろいアメを買うお話。でも、サキはお姉ちゃんの悪口を言っているうちに、お姉ちゃんのよいところにも気がついた。だから、サキが作ったアメはのろいアメにならず、あまい味もするふつうのアメになったのだと思った。この本を読んで、かぞくなどちかくにいる人には、悪いところも見えるけれど、よいところもたくさんあると気がついた。
わたしは、お姉ちゃんの「頭にきてもサキのことはきらいにならない」という言ばに、何があってもかわらないわたしのかぞくへの気もちと同じだと思い、とても心にのこった。
こののろいは「呪い」と書き、「呪い」は「まじない」とも読むとじ書でしった。「おまじない」は悪いことがなくなるよういのることという、「のろい」とははんたいのいみになるともしり、とてもおもしろいと思った。
このお話がつづくなら、のろいアメがあまい味になると気がついたま女が、人のよいところを言いながら作る「おまじないのアメ」をかんせいさせ、人間をしあわせにする本とうのよいま女になったというお話にしたいな。
わたしは、何どもこの本を読んでいるうちに、「のろいアメ」は自分の作り方しだいで「おまじないのアメ」にできるのだと気がつき、そんなアメなら買いたいと思うようになった。人には悪いところもあるけれど、よいところもある。「呪い」も読み方によって、よいいみにも、悪いいみにもなる。このま女のアメも同じなのだと思う。わたしやみんながたくさん人のよいところを見て、よいいみの言ばを多くつかうようになったらいいな。
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●読んだ本「魔女ののろいアメ」(PHP研究所)
草野あきこ・作 ひがしちから・絵
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