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ぼくは、雪が大すきです。冬になると、雪はぼくの友だちです。今年も雪玉をつくったり雪のすべりだいをつくったりしてあそぶことを楽しみにしています。
この前図書しつで「雪の一生」という本を見つけました。ぼくは、雪は冬に生まれ、たくさんふってつもって、春にとけてしまうということを書いているのだろうと思いながら読みはじめました。でも、読んでみたら雪が生まれる前のことも分かりました。しめった空気が上しょうして山みゃくにぶつかると雪ぐもができ、そこに雪をふらせるのです。絵を見ると、つめたくかわいたきせつ風が海の上をふいてきてしめった空気になることがよく分かりました。しめった空気が雪のもとになっているなんて思いもしなかったのでびっくりしました。また、ふった雪は風のえいきょうで木にぶつかると氷の花をさかせたようになったり、エビのしっぽのように形をつくったりすることも知りました。ぼくは、風が強い日の次の日にスキー場に行って、スカブラというなみのようなもようを見ようと思います。気をつけて見れば、ほかにも風と雪のきょう力でできたけしきを見つけられると思います。そうぞうするとわくわくしてきます。
今年の冬は、雪であそぶだけでなく「雪の一生」でべん強したことを、たしかめたいと思っています。とくに雪を虫めがねでかんさつし、いろいろな形のけっしょうを記ろくしたいです。もしかしたら「雪の一生」に書いていないことをはっ見できるかもしれません。ぼくは、冬がまちどおしくてたまりません。
この本のさいごに「とけた雪はすがたをかえてまたくる冬までちきゅうをめぐります。」と書いていました。春に一生をおえると思っていた雪は、すがたはかえるけれどまた冬にめぐりあえるのです。雪は、なんてすてきな友だちなんだろう。ぼくは、またこの本を読んでもっと雪をべん強し、いつか科学者になって、雪をりようしたはつ明をしたいです。
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●読んだ本「雪の一生/新装版」(あかね書房)
片平孝・著
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