第36回/高等学校の部/優良賞
「紡ぐ、進む。」
外山果鈴(兵庫県立三田西陵高等学校3年)※正しくは「鈴」
「夜空にひらく」(アリス館)
「鳴海くんは、運があると思うよ。」手を合わせて「いただきます」を言う。そんな当たり前のことができる主人公だからこそ、多くの人の温かさに包まれ、前に進むことができたのだと感じました。最後に彼が初めて一人で担当した花火には、多くの人の思いが紡がれていることを意識し、それを表現しました。複数の場面を描くのは難しかったですが、彼が見た光景やその時の感情を想像しながら、丁寧に描き上げました。