第36回/中学校の部/文部科学大臣賞

「次の私に」

 太田澪里(徳島市上八万中学校2年)※正しくは「

「ぼくらが大人になる日まで」(講談社)


 この本の作中にでてくる言葉で、「切符は一人にたったの一枚ずつ。」というのがあります。ここでいう切符とはみんな1人1人の心の中にある、未来へと向かうための大切な切符です。そんな切符はたった1枚しかなく、なくしてはいけないもの。私はその言葉に強く感銘を受けました。未来への切符を選ぶのは自分自身。不安もあるけど、ひとつの未来を心に決め、次へ進んでゆく少女の姿を描きました。