第35回/中学校の部/文部科学大臣賞

「一歩」

 藤古 綾(鳴門教育大学附属中学校2年)

「手で見るぼくの世界は」(くもん出版)


 この絵は、本の最後に佑が双葉に会いに行くところを想像して描いたものです。佑と双葉がそれぞれ相手を想いながら白杖を使う練習をしたり、伴歩・伴走クラブに入ったりする様子に心を大きく動かされました。絵の中で、左足の周りに輪があるのは絵の題名でもある「一歩」の大切さを表すためです。見た人が臨場感を持てるように構図を工夫し、自信をもって今を歩んでいってほしいという気持ちをとにかく込めて描きました。