第32回/高等学校の部/優良賞
「ともだち」
上木彩加(愛知県立岩倉総合高等学校3年)
「私は存在が空気」(祥伝社)
私はこの本の表題作である『私は存在が空気』の主人公と友達の関係がとても素敵で、最初は主人公に親近感を感じていたけど、唯一無二といえる親友がいたことがすごく羨ましかったです。空気だった主人公が友達に地上に下ろされて、二人だけの空気があることを描きたかったのですが、空気から主人公がじんわり出てくる感じや、二人の間のあったかい感じをあらわすのが難しいなと思いました。