第32回/中学校の部/優良賞
「銀色の弾丸」
齊木陽菜(長野県千曲市立戸倉上山田中学校2年)
「ゴースト」(小峰書店)
この話の主人公は、とても才能に恵まれた男の子です。しかし、彼がその才能を自覚するのは、皮肉にも父親から発砲されたときでした。「銀色の弾丸」とは、主人公が盗んだくつの呼び名です。主人公は、かつてのトラウマが自分を速く走らせてくれることに気づいていたのです。私は、そんな主人公が才能に気づくきっかけとなった銀色の弾丸に焦点を当てて、この絵を描きました。光をあてる方向などに苦労しました。