第31回/中学校の部/優良賞
「このきらめきと共に…」
倉持莉胡(茨城県常総市立水海道中学校2年)
「徳治郎とボク」(理論社)
私はこの絵を、大切な人を失う悲しさとたくさんの思い出を心にしまって進む強い意志を、自分の曽祖父の死と重ね合わせて描いた。病気で苦しむ表情や主人公を取り巻く人々の複雑さを色で表現した。また、亡くなった主人公の祖父の「ちっせいとき」の話を聞ける山の畑へ行く印象的なシーンをメインとした。祖父が遺してくれたタマムシのきらめきを描きながら、自分も曽祖父との思い出がきらきらと蘇った。私も前を向いて生きて行きたい。