第30回/高等学校の部/大和証券賞
「変わらぬ想い」
佐藤悠月(山形県立新庄北高等学校2年)
「キツネのパックス:愛をさがして」(評論社)
私はこの本を読んで人間と動物の絆と戦争の残酷さを感じた。戦争によって引き離されても、幼い頃から共に暮らしてきた少年ピーターとキツネのパックスの絆は繋がっているということを木の幹で表現した。野生動物のキツネと人間とは同じ世界に住めない。それぞれの道を歩んでいくことを決めた彼らの勇断と互いを想い合う優しさを、光に照らされた表情で表した。