第30回/小学校高学年の部/大和証券賞

「いのり」

 小林そら(岩手県九戸郡軽米町立軽米小学校4年)

「心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師:思い出が動き出す日」(金の星社)


 この本を読んで心に残ったのは、東日本大震災で被災した人にとってガレキが宝の山だと言うことでした。ガレキの下には、子どもが背負っていたランドセル、生きていた証が記録されたアルバム、見つからない家族の亡きがらがうもれているのです。
 津波で失った大事な人達や大切な思い出を胸にひめて、これからくじけそうになりながらも力を合わせて生きていこうとする姿を応えんする気持ちをこめてこの絵を描きました。