第30回/中学校の部/優秀賞
「戦う私と漁夫」
工藤立暉(三重県鈴鹿市立大木中学校3年)
「蟹工船」(金曜日)
私は今、人生の荒波にもまれている。思い通りに絵を描けないことへの葛藤や、受験に対する不安などで、私の心は押し潰されそうである。しかし、蟹工船の漁夫のように、どんなに苦しくても力強く戦い続けたい。私は蟹工船を読み終えた時、心からそう感じた。だから、漁夫に私の姿を重ね、漁夫は要望書で、私は筆や鉛筆で共に戦っていく姿を表現した。この絵も、私の思い通りには描けなかったが、私はこれからもめげずに戦い続けたい。