第25回/中学校の部/優良賞

「手をさしのべて」

 小玉 智輝(山形県北村山郡大石田町立大石田中学校3年)

「小さな命からの伝言」(新日本出版社)


 貧しく困難な状況にいる子供達を知って、今の自分が幸せなんだと感じた。十四秒に一人の子供が栄養不足で命を落としている。痛々しい子供達の姿に、自分達にできることはないかと考えさせられた。
 子供達の叫びを絵にしたいと思った。訴えるような子供の表情に言葉にならない感情をこめた。彼らに贈りたい援助と、美しい花と豊かな自然を描いた。背景の十四色は、一人の命を奪ってしまう十四秒を表している。